日本英語教育学会は1970年に「科学的な方法により日本人学習者、日本人英語教師のあり方を解明し、提案する、開かれた調査・研究組織として」設立されました。日本英語教育学会の設立前後の経緯とこれまでの活動についてはこちら。
日本英語教育学会は、日本社会の現実に根差した営為としての英語教育・英語学習について、理念的・実証的・科学的に研究することを志す教育者・研究者・関連企業関係者・市民の集まりとなることを目指します。英語教育・英語学習に対する理念・実践・研究のアプローチは必ずしも統一的に共有されることが望ましいとは言えませんが、英語の学習・教育・評価ならびにこれを支える技術支援・言語資源について以下のような志向性を共通接点としています。また、(日本語も含め)英語以外の言語の外国語・第二言語としての学習と教育に関心を持つ人の参加を歓迎します。
日本人英語学習者の実態解明とこれに基づく現実的な英語学習への提言
日本人にとって合理的な英語学習方法確立への努力
学習者主体の英語学習という理念と実践の普及
計算論的に合理的な文法理論の英語学習の基礎理論に対する貢献への期待
学習者コーパスや大規模言語モデルなどの言語資源の英語学習支援への活用
音声処理・言語処理・生成人工知能などの情報通信技術の英語学習支援への活用
(日本語も含め)英語以外の言語の外国語・第二言語としての学習と教育との連携と相互支援
日本英語教育学会の会員は、各自の所属する組織の利害を代表することなく、個人として各自の状況に応じて可能な範囲で日本英語教育学会の活動に参加・貢献することが期待されます。